移住する前の検討事項

移住先の場所

何を一番重要視するかを考える

・勤務先までの距離

・通勤で使いたい路線の確認

・自宅から最寄り駅までの距離

・(犬連れの場合)大きな公園の有無、近隣すべての公園

・自転車や車の交通量(自転車で生活するか、車がいるのか)

◎移住先が車社会の場合

・車を購入する必要性

・車無しで生活する場合、歩道がある程度整備されているか。

・車無しで生活する場合、街灯があるかないか。

移住先での仕事(生活費を稼ぐための手段)

・今の仕事を続けながら、自宅と勤務先を往復できるか。長距離の場合は電車に座れるか等も考慮。

・続けずに転職の選択肢もある。(うちは、妻が新築近くに転職しました)

・共働きなら、それぞれ自分がどうしたいかを考える。

・待遇、年収、働きやすさ等も考慮して、続けるか転職かを決める。

移住先での住まい

・うちの場合は、注文住宅希望→都内に1時間以内に行ける範囲での土地探し→工務店に仮住まいを進められ、先に移住。

・マンションを売却するのに、新築が出来てから、仮住まいをせずに直接引っ越しという手段もある。仮住まいはすべておいて、手間が増えるので本当はそうしたかった…。でもある理由でできなかった。

・賃貸、マンション、戸建てといろんな形態があり、いろんな優先順位があるので、それぞれの家族の考え方で、移住の時期なども検討してください。

子どもの転校どうする?

・よく聞くのが、小学校あがるタイミングでの引っ越し。子供が転校しなくて済むので。

・うちはすでにマンションを購入し、18年ぐらい経過していたため、長女は大学生、次女は小学校高学年。小学生でも子供に自我がある場合は、必ず意見を聞き、子供本人が転校することに前向きかどうかを確認したほうがいいです。「転校のせいでいじめられた」とか「転校のせいで学校が楽しくない」と思われたら、子供は一生ひきずってしまうかもしれないので、慎重に。

・長女は大学生で、都内から地方に行くことに、大反対。どうせ就職したらまもなく家を出るだろうと予測し、長女の反対を押し切って移住を決意。今になっても、「あのとき自分の意見を受け入れてくれなかった」と未だにめちゃくちゃ文句言われてますが。一方で、下の子は順応で、最終的に3回転校することになったが、転校する理由もきちんと理解していたし、それぞれの学校で友達を作り、一緒に遊んだりしていたのでよかったと思う。

犬と暮らす家(犬のためのこだわり)

完全自由設計の注文住宅で柴犬のためにこだわったこと 

1.2階への階段

・老犬になると階段の上り下りが辛くなると想定し、途中で休めるように踊り場も設置。

2.道路に面した大きな見晴らし窓と2階の犬専用スペースの確保

・人も車も虫も・・・動いているものが大好きなので、お留守番のときも、外の様子をいつでも観察できるように大きな窓を南側に設置。冬は大好きなひなたぼっこしながらお昼寝ができる。玄関側なので家族が帰ってくるのもすぐに分かる!

3.玄関入った土間の広さ

土間を広めに設計した。濡れた傘も広げて干せる。

4.土間にペット水栓

・当初は玄関ドアの外側にペット水栓をつける予定だった。でも、真冬の散歩は寒いし、一旦は室内にすぐにでも入りたいし、給湯も使いたい。外での水道は凍結しないような設計にしなければならない。だったら部屋の中に入れちゃったほうが何かと便利だと思ったので、土間に設置。

5.よくいる場所のペット専用カメラの設置(カメラ用コンセントの配置)

普段お留守番やひとりになりたい時によくいる場所にはペット専用カメラを設置したいので、カメラを設置するためのコンセントの配置計画もしっかり考えた。

6.寝室のペットトンネル

一緒に寝る寝室は、空気が流れて寒い思いをしないように、壁を一部開けて、ペットトンネルを設置しました。ドアを閉めてても、入りたいとき・出たいときに通れるので、重宝している。

7.庭のドッグラン

やっぱり、犬だから、走り回りたい!これはわざわざ都外へ出て注文住宅と広めの土地を決めた最大の理由です。土砂降りの雨のときは、お散歩はやめて、お庭でおしっこも…ちょっと想定。

映画「みんなのいえ」

注文住宅をする上でぜひ参考に、と言われ。

・家族で映画「みんなのいえ」を見た。三谷幸喜監督、田中直樹(ココリコ)さんと、八木亜希子さん、唐沢寿明さんに田中邦衛さんたちが演じ、新進気鋭のデザイナーと、大工・長一郎がマイホームを建てる上で対立しながら紆余曲折する、という内容。三谷幸喜さんらしいコメディに仕上がっている。実際に、注文住宅を建設中の私たちにとって、とても参考になり、興味深かった。

興味深かった内容・その①「人は自分に似た家を建てる。」(イタリアの諺)

・ところどころに、出てくる名言の一つで、一番心に響いた。今、まさに我が家を作ろうとしていて、その我が家は、私たち家族のこだわりが詰まった、一生に一度だけしかできない家だ。それらのこだわりの一つ一つは、もしかしたら、建物を作る職人さんにとって、とても面倒くさいものかもしれない。でも、どうしても譲れないものは譲れないし、妥協できるところは妥協して、自分たちにとって最高の家を作りたい。建売や大手ハウスメーカーにはできない完全注文住宅。家=私。なるほど、的を得ている。

興味深かった内容・その②大工とデザイナーの対立

・家を建てるにあたり、いろんな場面で、大工とデザイナーの意見の対立があった。それぞれの自信とこだわり、思いがあり、ぶつかり合う。目的はただ一つ「住む人にとって最高の家づくり」のはずなのに。見てる方向は一緒のはず、なのに、それを見失い、主張が先走ると、必ずお互いに不満ができる。自分たちの家づくりにおいても、何となくリフレクションするものがあった。多くの人の力と知恵があってこその完成、だと改めて思う。

興味深かった内容・その③「本当に気に入った家は、三軒目に建てた家。」

・ところどころに、出てくる名言の一つ。長年住んでいたマンションは、自分たちが建てた家ではないし、今回が1回目の注文住宅なので、このあとの人生であと2回も注文住宅なんて建てる?いやいや、現実的ではない。お金が有り余っているのなら、建ててみたいとは思うが。でも、それぐらい、1回目では、何一つ後悔しないようには、建てられない、ということだ。だからこそ、多くの人が、最初の最後の注文住宅を、最高のものにしてほしい、という願いを込めて、このブログを始めることにした。これから注文住宅を建てる方たちに、参考になれば、これほど幸いなことはない。

カタログ・サンプルの取り寄せ

カタログ・サンプルの取り寄せのススメ

我が家は、ある時期、毎日のように、宅急便かメール便が来た。それはカタログやサンプルをとことん取り寄せたから。Webでも、紙でも、カタログを見て気に入ったものあれば、サンプルが取り寄せられるものに限り、必ずサンプルを取り寄せ、実物の色味や厚み、素材感を確認する。パソコンの画像の色味と実物を見た色味は、明らかに違う。

取り寄せて特によかった素材

・クロスは、絶対取り寄せるべき。アクセントとして使うクロス、周りのクロスとの色など、実際に見て、初めて、「これでしょ」とか「なんか違うよね」というのがわかる。

取り寄せ方法

・カタログは、ほぼ、一般(施主本人)でも取り寄せられる。Webカタログもあるが・・・。

①Webカタログと紙のカタログが全く同じ内容の場合

②Webカタログと紙のカタログの内容が違う場合(紙でしか書いてないもの(価格等)

いろいろあるので、気になったら、カタログをぜひ取り寄せて確認したほうがいい。

・サンプルは、一般(施主本人)が取り寄せられるもの、施工業者しか取り寄せられないもの、とある。「サンプルをください」という問い合わせの際、「一般向けには・・・」と断られた場合は、一旦電話を切って、ぜひ、施工業者に依頼してもらうといい。その依頼を厭うか、厭わないかは、業者次第ではあるけれども。

※ただし

私が取り寄せて以降、紙のカタログを廃止し、完全にWebカタログに移行した会社もあるかもしれませんので、ご注意ください。最新の情報は、各自調べてからでお願いします。

カタログ・サンプルを取り寄せたもの(ショールームでもらった物を含む)

※会社名のあとの(かっこ)は、我が家の使う部分として検討したものです。各業者はそれ以外の用途も商品化されている分野ありますので、ぜひ誤解ないようお願いします。また、下記の業者さんでも、カタログ送付やサンプル送付をやめた業者もあるかもしれませんので、そのあたりはご了承ください。

・株式会社虔山(ケンザン)(タイル)

・名古屋モザイク工業株式会社(タイル)

・株式会社平田タイル(タイル)

・INAX(トイレ、洗面化粧台、水栓金具、タイル建材全般)

・株式会社ニチベイ(ブラインド)

・サンワカンパニー(建材・建築資材)

・株式会社Danto Tile(タイル)

・ケイミュー株式会社(外壁)

・YKKAP株式会社(サッシ・玄関ドア)

・ODELIC株式会社(照明)

・Panasonic株式会社(トイレ、洗面化粧台、水栓金具)

・TOTO株式会社(トイレ)

・株式会社サンゲツ(カーテン・クロス)

・アイカ工業株式会社(キッチン壁)

・シンコール株式会社(壁紙)

・リリカラ株式会社(壁紙)

間取りの決め方

決め方の優先順位①土地の形状と方角

・購入する土地の形状がどうなっているのか。正方形か、長方形か、三角形なのか。また、北に何(建物とか、道路とか)があって、東に何があって、西に何があって、南に何があるのか。

決め方の優先順位②こだわりたいものを方角で入れ込む

我が家がこだわったもの

・インナーガレージ(=公道の場所と駐車場の向きが必然的に決まる)

・🐕柴犬が走り回れる庭(建築面積とインナーガレージへ続く駐車場以外が庭になる)

・🐕外を見るのが好きなので、窓があり、柴犬の居場所が道路側に作れるように配慮。

・もちろん、家族が集まるリビングを最初にどこの部分に持ってくるかを決める。うちは、東南側に。西だと、西日が差し込んで、熱の流出入が大きくなり、室内の温度管理が無駄に発生する、と思ったので。

・どれだけの広さの庭と車を何台駐車場に止める予定か、そしてどれだけの広さの(玄関へ向かう)アプローチをとるか、で建物自体の平米数が決まる。

決め方の優先順位③リビングゆえのキッチン

・リビングが決まり、テレビ(スクリーン)をどの方向で見るかによって、必然的にキッチンの位置も決まっていく。そして、キッチンの形状。アイランドか、ペニンシュラ型(半島)か、L型か、壁付けにしたいか。キッチンが決まったらパントリーと冷蔵庫の位置。

決め方の優先順位④玄関の位置

・玄関は、家全体の印象(外壁を含めた印象)とマッチしたものでなければならない。そこで、玄関をどこに置きたいか、どのくらいの広さを取りたいか。リビングの場所と同時並行で決めてもいいくらいの大事な場所。隣接が密接した戸建てなら、その目線も気になるところ。

・玄関を入ったところに、ペットの足洗い場にできる洗面所を付けるのを希望。当初は玄関の外に設置予定だったが、真冬の寒い中、外で足を洗うのは嫌だと思い、玄関入ってすぐの場所に設置。もちろん、温水の混合水栓で。

決め方の優先順位⑤残りの部分+2階

・あとは、洗面所とお風呂の水回りをどこにするか、と、残りの居室の広さと部屋数を決めていく。そうすると、必然的に部屋と部屋をつなぐ廊下もできる。余ったスペースができれば収納等も入れていく。2階がある場合は、2階への階段と階段の形状、2階の部屋、ベランダの向きなどを決めていくまず、ベランダの向きをどうするか、など。

ベランダを作るか・作らないか。

・マンションに住んでいた際、もちろん、南向きのベランダがあり、洗濯物や布団を干していた。ただ、やはり、舞い込んでくる枯れ葉やゴミ等で排水部分にゴミがたまり、2・3カ月に1回、排水溝のゴミを割りばしで拾い、ベランダ全体も汚れてくるので、旅行用や試供品のシャンプーを洗剤代わりにして、デッキブラシで掃除をしていた。

・ベランダはあって当たり前と思っていたが、雨や強風の日は、そもそも洗濯物は部屋干ししていたし、部屋できちんと乾くので、必ずしもベランダはいらないと思い始めてきた。その代わり、浴室の外・洗濯機を置くと同時に、ランドリールームを作り、そこで干すことにし、そもそもベランダを作るのをやめた。

2階を作るか、作らないか。

・当初からの希望は平屋だった。今は、平屋の家もとても流行っている。だが、土地の広さと少なくとも欲しい部屋数を考えると、2階を作らざるを得なかったので、結局2階になった。なぜ、平屋にこだわったかというと・・・

①将来、私と妻の両親に、同居の介護が必要になったとき。

②そして、その数十年先に、自分たちが高齢になったとき、極力フラットで生活できるように、という思いから。

なので、当初、トイレ・洗面・お風呂、洗濯機、生活のすべては1階にいてもできるように配慮したが、1階の一部にインナーガレージを置くことで残りの居室部分が狭くなってしまったため、2階にお風呂・洗面を持ってきた。もし将来、老齢で2階にあがれなくなってしまった身体になってしまったら、ホームエレベーターでもつけるしかない。

ショールームめぐり

ショールームの活用方法。注意事項。

10月下旬~3月にかけて、ショールームを見てまわり、価格・性能など、総合的にみて一番気に入ったものをそれぞれ選んだ。ショールームに行く前に、必ず、事前にWebカタログやインターネットで商品の特徴やショールームで必ず見ておきたい現物をチェックしておこう。行き当たりばったりだと時間がもったいないので。時間が余ったら、予定していた以外の商品も、ついでに見る、という感じ。我が家は、(一部、ショールームの場所を変えたりもしつつ)ほぼ2回見に行った。

・ショールームは必ず予約をしよう。人手の空きがある時は質問ができるが、手薄の場合は細かな質問もできない。予約をしてアドバイザーと話をしたほうが充実できる。

TOTOさん(3回)

・1回目は引っ越し前に、自宅付近のショールームへ。予約なしで、行った。2回目と3回目は見積をしてもらうためきちんと予約。個人情報提供の代わりに、過去の見積歴もわかるようになっているので、便利。

・2回目は、TOTOと、DAIKEN、YKK APの3社が同じビルに入っている「東京コラボレーションショールーム」へ。3社を一度に予約できるので、とても便利。全部見たい場合でも、2社だけでも、1社だけでも、どんな予約でもOK。

LIXIL(リクシル)さん(2回)

・トイレ、キッチン、洗面、エクステリアなど、幅広い商品を一度に見れる。

・ショールームの場所によって、広さが違うため、自分が見たい商品が行く予定のショールームに展示されているか確認を取ってからがベスト。

・1回目は予約なしでセルフ見学、2回目はアドバイザー予約できちんと見積。

Panasonic(パナソニック)さん(1回)

・予約して汐留のパナソニックショールームへ。土日の予約だとだいぶ先になるので、仕事を途中で切り上げて平日の午後に予約。図面を持参し、照明(あかり)の提案をしてもらう。

YKK APさん(3回)

・TOTOと、DAIKEN、YKK APの3社が同じビルに入っている「東京コラボレーションショールーム」へ。2回とも予約。

・1回目は、窓・サッシを重点的にみて、カタログをもらう。2回目は、窓・サッシの再確認と、顔認証の玄関ドアを確認。顔認証の玄関ドアはYKK APの唯一の商品。鍵穴に鍵を差さなくても、①スマートフォンから解錠 ②リモコンキー等の方法はあるが、手荷物等で両手がふさがっていた時に、顔だけで解錠してくれるメリットは大きいと、妻が希望したもの。

・3回目は外構で、ドッグランを作る予定だったため、フェンスの種類を確認しに。

Cleanup(クリナップ)さん(1回)

・当初は業務用のシステムキッチンを並べて、木材を壁面に取り付け、造作してもらう予定だったが、使い勝手を考えて、妻がクリナップを希望。

・レンジフードの自動洗浄(洗エールレンジフード)、流れるシンクが決め手。毎年年末年始にやっていたレンジフードの汚れは、油とホコリが交じったベトベト汚れ。これを自動で洗浄してくれるなんて、ありがたすぎる。流れるシンクというのは、シンクにたまる細かな生ごみなんかを、シンク床に勾配をつけることで、自然に排水溝に流れてくれる仕組み。

・予約して、ショールームで初めて、その2つの機能を拝見。夫婦ともども即気に入って見積。同時に、パントリーも見積。1回しかショールームに行かなかったが、購入決定していたが、最終的には「パパが換気扇を毎年掃除する」という約束で減額対象になり、諦めた。

sanwa company(サンワカンパニー)さん(1回)

・建材、建築資材の会社、場所が南青山にある。シンプルかつシックなのにおしゃれな印象。キッチン、洗面、ドア等、商品は多岐にわたる。ショールーム全体も異空間のような雰囲気。予約してアドバイザー付で見積。

・洗面、トイレの手洗い、収納等で使用する予定。

ODELIC(オーデリック)さん(2回)

・住宅用や店舗・施設用の照明の会社。ショールームは杉並区で、高井戸駅から徒歩15分ぐらい。1回目は予約なしで行ったため、アドバイザーがつかず、見るだけで終わってしまったため、再度2回目をアドバイザー付で予約。

・店舗・施設用も兼ねているため、おしゃれな照明が多い。図面を持参し、必要な照度も含めて、相談。住宅全体の照明を、この商品で統一させる予定。

仮住まいへの引っ越し。

引っ越し業者の見積もり依頼

・10月初旬。同日に、大手2社に見積依頼をした。最初に来た業者の価格よりも、次に来た業者が提示した価格のほうが安かったため、そこに決定。加えて、マンション→仮住まい、仮住まい→新築への2度の引っ越しがあること、2度とも御社に依頼する予定だとして、値引きが可能かどうかも交渉した。その場で会社に連絡をして、値引きを頑張ってくれたので、その場で契約。二度目の引っ越しも、よろしくお願いします!

引っ越しする日にちの選定

・同じ量を運ぶのも、季節や曜日によって、引っ越しの費用が安い・高いがある。当然、年度末の3月は引っ越しのハイシーズンのため、高額とのこと。あとは、物量によって、トラック何台分の空きがあるかどうか、ということらしい。

・私たちは、提示された候補日から、早めに中をカラにして、売却をスタートさせたかったので、11月中旬を選んだ。段ボール100個届いたのが、10月中旬だったため、約1か月で段ボールに梱包しなければならない。「1カ月もあるじゃないか」と思うかもしれないが、共働きで平日は何も作業ができないため、あと土日が4回分しかない!間に合うか、結構、ギリギリのライン。

廃棄するもの・中古で売るもの・引き続き使うものの選定

・粗大ゴミが出たとき、当日その場で捨てられる訳ではなく、インターネットで予約しなければならない。しかも、収集日は大体予約日から最短で2週間後ぐらい。引っ越しの日程が決まってからは、引っ越し日までに収集しておかなければならないので、まずは、粗大ゴミとして、廃棄するものを精査。

・長女が使っていたもう15年以上前のおもちゃ類は、まだ使えるものは、もったいないので、大手中古売買サイトを利用、送料が嵩みほとんど利益にならないものは手間になるので売るのをやめ、知り合いに声をかけ、譲った。

・引き続き使うものは、本当に必要かどうかを検討。「いつか使うだろう」という思いで保管だけしておいて、結局2、3年使っていないものは、これからも使わないと判断し、廃棄した。段ボール100箱を超えると、トラックの台数にもひびき、引っ越し費用が追加されるかもしれない、と個人的に考えたため、何とか100箱に収めようとした。

2回目の引っ越しを想定した段ボールへの梱包方法

・2回目の引っ越しを想定した梱包を考えた。

◎仮住まい先では開けないもの(仮住まい中は使わないもの)

◎仮住まい先で開けるもの(仮住まい中でも使う予定のもの)

というように、「開ける」「開けない」という視点で、梱包を行った。仮住まい先の一部屋は、倉庫と化しているが、その分け方をしたおかげで、「無駄に全部開けて、2回目の引っ越しの時に再度梱包」をしなくて済むので、手間が省ける。

柴犬🐕と引っ越し当日の動き

・朝8時。引っ越し業者のトラックが到着。妻が先に公共交通機関で、仮住まい先へ向かう。仮住まい先では、すでに事前に持ち込んでいた、クイックルワイパーやぞうきん等で、掃除。ピアノの運送業者が引っ越し業者より先に到着。ピアノをリビングに設置。マンションのすべての荷物を引っ越し業者が積み込み終わり、からっぽになった時点で、最後もう一度掃除機をかける。最後に鍵を閉め、先に、私・子供たち・柴犬で、車で仮住まい先へ。その後、引っ越し業者のトラックが到着。荷物を手際よく各部屋に入れていった。段ボールを置いてくれたものから、一つずつ使うものをほどく。玄関の靴収納・リビング・キッチン・洗面所の最低限使うものをすべてほどいて、引っ越し当日は終了。

住宅ローン問題。

大手都市銀行にされたこと

・売却予定のマンションで、もちろんまだ住宅ローンの残債があり、今回の住み替えで、新たに住宅ローンを組みなおす必要があるため、迷いもなく、住宅ローンの残債がある大手都市銀行に、仮審査の依頼をした。今は、窓口で住宅ローンを申込するよりも、ネットで完結できる住宅ローンの申込も多く、ネットで完結できる場合は、いくつかの条件があるものの、金利が窓口申込より、安いという特徴がある。私たちは、言われるがままに提案されたネット申込を迷いもなくお願いすることにしたが・・・

大手都市銀行が知らない、「仮換地って・・・何ですか」

・大手都市銀行の仮審査は通過した。だが・・・・私たちが決めた土地は「仮換地」(かりかんち)という土地である。これは、簡単にいうと、地域全体の土地区画整理事業がまだ終わっていないことを意味する。仮審査の時点で、建物契約の見積書に記載されている特殊な住所で仮換地だということを大手都市銀行は把握できたはずなのに、仮審査の時点でそれを見過ごされ、本審査の直前になって「仮換地では、住宅ローンのネット申込は条件外のため、窓口のみの審査となります」と言われた。窓口のみの審査ということは、金利が高くなるということ。話が違う、と私たちも主張したが、上司が出てきて仮住まい先の自宅まで来た。沈黙の時間は合計何分だったことだろう、「申し訳ありません」の一点張り。保身の骨頂のようだった。振り出しに戻された。どこで住宅ローンを組めるのだろうか・・・

取引のまったくない銀行は、論外とされることが多い?

・妻の給料を振り込んでいるもう一つの大手都市銀行に住宅ローンの仮審査をお願いしようと、返済シュミレーションをしてもらったところ、金利がやはり高かったので、諦めた。そこで、土地購入先の地元銀行(地方銀行)に2か所話をしてみた。両方とも取引が一切ない。1か所目は、電話で金利を教えてくれたが、やはり高くて、2か所目は、土日に電話したので折り返し電話となったが、翌週になっても折り返しの電話すら来なかった。うーん、営業する気なし。

土地の仲介業者の知り合いを紹介してもらった

・住宅ローンさえ希望の金利で組めない、振り出しに戻され、行き詰まった私たちの救世主となったのが、某ネット銀行である。事情をすべて話したうえで、ローンのシュミレーションもしてくれ、ペアローン・つなぎ融資の提案も受けた。仮審査もその場で、タブレットで行った。ここで仮審査が落ちたら、もうすべてを諦めるしない・・・夫婦ともども、そう思った。それでもいいか。今までタイミングは何回かあったけども、すべて見送ってきたし。また今回も縁がなかった、と思えばいい。そう考えると、そんなに悩むこともなかった。そして、仮審査は無事通過、ほっと一息。

土地の探し方②。

決めた土地に出会うまで。1件目。

<現地に行ったときの感想>事前の情報で土地の敷地内に「植栽あり」とは出ていたが、実際に見ると、植栽が思ったより多かった。植栽の扱い(残すか、またはお金をかけて全部処分するにしても)は、購入者負担という売主のご希望。これを処理するとなると、何十万持っていかれるな、と。また、写真にはなかったが、北側の隣接地に竹藪があった。南の公道は舗装されておらず、砂利。うーん、車が汚れる。建築条件付きと記載がなかったが、ほぼ建築条件付きのようなスタイルで、そのまま、建築会社を紹介された。私たちはすでに、希望の間取りを図面に起こしていたため、予算が合わず、見送り。

決めた土地に出会うまで。2件目。

<現地に行ったときの感想>駅からの道は割と近い。歩きで確認。現地は勾配がかなりあり、奥になるごとに道路からの高さが低くなっていた。雨量が多いときに、家のほうになだれ込むのはどうかなと思った。決して交通量は多くなさそうだが交差点沿いの角地、車の音やエンジン音が気になりはしないかな、と。土地の区画も若干面積が狭め。「これ」というインスピレーションは受けなかったので見送り

決めた土地に出会うまで。3件目。

<現地に行ったときの感想>駅から徒歩1分。駅のロータリーから土地が見える。駅自体に活気はあまりない。駅付近にコンビニやお店も一切ない。電車の本数が若干少なめ。土地の区画も面積が狭め。商店街の一角というような立地。駅近なのは理想だが、ちょっと違うかな、と。

決めた土地に出会うまで。4件目。

<現地に行ったときの感想>大手ハウスメーカーが手掛ける一体的なエリアでの建築条件付きの土地(1件目)。街並みやコンセプトが付近一帯に統一されていてよい反面、区画が理想よりも狭め。すでに売れている区画が多数あり、残っている区画は駅から遠め。区画のエリア外に廃棄業者があり、方角を変えた見た目が一気に変化。台風等の暴風で、廃棄物が飛んでこないか、多少心配。以上のことから見送り。

決めた土地に出会うまで。5件目。

<現地に行ったときの感想>大手ハウスメーカーが手掛ける一体的なエリアでの建築条件付きの土地の2件目。上記同様、区画が理想より狭め。すでにモデルハウスとして建っている土地の一角の戸建てを見学。希望している間取りの図面を見せると、「弊社ではできない」とのこと。勝手な推測で申し訳ないが、「できない」のではなく、その予算では「やらない」だけ、のような。まぁいい。

決めた土地に出会うまで。6件目。

<現地に行ったときの感想>小学校が隣なのは理想に見合い、OK。だが目の前の、交通量が多少多めな道路沿い。自分のうちに車を駐車するとき、毎回難しいかな、と。広さは理想的だったが三角の土地で使いにくいかも。見送り。

土地探しのポイント(一例)

Webにあえて掲載されていない情報(プラス面、マイナス面)を、いくつ見つけられるかがポイント。

  • 駅からの距離を気にする方は、車ではなく、必ず、徒歩で駅から歩いてみよう。駅からの徒歩で、急な坂道がないか、歩道が整理されているかなどがわかる。家までの街並み、ルート上のスーパーやコンビニ、薬局等も確認できる。
  • 掲載されている写真の角度の反対に立って観察する。
  • 回りの建物は何があるか、実際の目で確認する。事前に調べる段階で、地図アプリ等の写真も参考にはするが、新しくできた建物は、地図アプリに更新されていない可能性のほうが高い。
  • 目の前の道、交通量、騒音等ないか、日当たりはいいかなど。晴れの日に行って気に入っても、すぐに決めず、もう一度曇りの日や雨の日等に行ってみると、太陽が隠れている間の日当たりも確認できたり、雨の日の水たまり、雨水の流れ具合なども観察できる。

マンションの売却方法。

3社に見積り

・定期的に、チラシが入っていた仲介業者(①)。某CMでよく見る不動産(②)。マンションと同グループの不動産(③)。3社に、売却する際の見積をお願い。皆さん、営業マンなので、3社とも感じがいい方。が、私たちも、1円でも高く売りたい希望があるため、結局は、一番高く売ってくれる業者を選定予定。

売却の方法

・まず、マンションを不動産として所有しながら、注文住宅を進めることも考えた。しかし、土地と建物の合計金額と、住宅ローンが組める上限の金額を精査したところ、マンションを保有しながら(マンションのローンを返済しながら、新しい住宅のローンを組む)、というのは、無理だと考えた。ローンの仮審査と同時に、売却して今の住宅ローンの残債をゼロにすることが最低限でも必要。

売却の方法として3つあります・・・

1.不動産業者が直接買い取る方法。

・すぐに売れるが、こちらの売りたい希望価格より、だいぶ下がる。

2.不動産業者が仲介となって一般向けに売る方法。

・高く売れることが見込まれるが、いつまで経っても売れない可能性も大。

3.不動産会社が仲介となって一般向けに売るが、ある時期を過ぎても売れない場合は予め決めている価格で不動産会社が買い取る方法(=買取保証)。

売却の条件は、ただひとつ

・私たちの条件は、ただ一つ。一番高く売りたい!買取保証になった時に、一番高い値段を設定してくれる業者!それは、結局、マンションと同グループの不動産。営業マンもとても言い方で、最後まで気持ちよく引き渡しすることができた。

売却までのスケジュール

2021年9月中旬不動産業者①が、自宅に査定に来る。
2021年9月下旬不動産業者③が、自宅に査定に来る。
2021年10月初旬不動産業者②が、自宅に査定に来る。
2021年10月中旬不動産業者③に決め、「代理人選任届書」の捺印。
2021年10月下旬「選任媒介契約書」を交わす。
住宅ローンの仮審査に必要な「買取保証の覚書」を交わす。
2021年11月初旬売却のWeb掲載スタート!
2021年12月下旬不動産業者③の営業マンより、状況報告
価格変更の提案。
2022年1月上旬媒介契約申込書(価格変更)を取り交わす。
値下げした価格でWeb掲載スタート!
2022年1月下旬一般の購入希望者より購入意思があり、
不動産売買契約書を取り交わす。
2022年3月下旬引き渡し実行(売りたいマンションのローンの完済)
2022年4月中旬マンション登記変更完了。