住宅ローン問題。

大手都市銀行にされたこと

・売却予定のマンションで、もちろんまだ住宅ローンの残債があり、今回の住み替えで、新たに住宅ローンを組みなおす必要があるため、迷いもなく、住宅ローンの残債がある大手都市銀行に、仮審査の依頼をした。今は、窓口で住宅ローンを申込するよりも、ネットで完結できる住宅ローンの申込も多く、ネットで完結できる場合は、いくつかの条件があるものの、金利が窓口申込より、安いという特徴がある。私たちは、言われるがままに提案されたネット申込を迷いもなくお願いすることにしたが・・・

大手都市銀行が知らない、「仮換地って・・・何ですか」

・大手都市銀行の仮審査は通過した。だが・・・・私たちが決めた土地は「仮換地」(かりかんち)という土地である。これは、簡単にいうと、地域全体の土地区画整理事業がまだ終わっていないことを意味する。仮審査の時点で、建物契約の見積書に記載されている特殊な住所で仮換地だということを大手都市銀行は把握できたはずなのに、仮審査の時点でそれを見過ごされ、本審査の直前になって「仮換地では、住宅ローンのネット申込は条件外のため、窓口のみの審査となります」と言われた。窓口のみの審査ということは、金利が高くなるということ。話が違う、と私たちも主張したが、上司が出てきて仮住まい先の自宅まで来た。沈黙の時間は合計何分だったことだろう、「申し訳ありません」の一点張り。保身の骨頂のようだった。振り出しに戻された。どこで住宅ローンを組めるのだろうか・・・

取引のまったくない銀行は、論外とされることが多い?

・妻の給料を振り込んでいるもう一つの大手都市銀行に住宅ローンの仮審査をお願いしようと、返済シュミレーションをしてもらったところ、金利がやはり高かったので、諦めた。そこで、土地購入先の地元銀行(地方銀行)に2か所話をしてみた。両方とも取引が一切ない。1か所目は、電話で金利を教えてくれたが、やはり高くて、2か所目は、土日に電話したので折り返し電話となったが、翌週になっても折り返しの電話すら来なかった。うーん、営業する気なし。

土地の仲介業者の知り合いを紹介してもらった

・住宅ローンさえ希望の金利で組めない、振り出しに戻され、行き詰まった私たちの救世主となったのが、某ネット銀行である。事情をすべて話したうえで、ローンのシュミレーションもしてくれ、ペアローン・つなぎ融資の提案も受けた。仮審査もその場で、タブレットで行った。ここで仮審査が落ちたら、もうすべてを諦めるしない・・・夫婦ともども、そう思った。それでもいいか。今までタイミングは何回かあったけども、すべて見送ってきたし。また今回も縁がなかった、と思えばいい。そう考えると、そんなに悩むこともなかった。そして、仮審査は無事通過、ほっと一息。

マンションの売却方法。

3社に見積り

・定期的に、チラシが入っていた仲介業者(①)。某CMでよく見る不動産(②)。マンションと同グループの不動産(③)。3社に、売却する際の見積をお願い。皆さん、営業マンなので、3社とも感じがいい方。が、私たちも、1円でも高く売りたい希望があるため、結局は、一番高く売ってくれる業者を選定予定。

売却の方法

・まず、マンションを不動産として所有しながら、注文住宅を進めることも考えた。しかし、土地と建物の合計金額と、住宅ローンが組める上限の金額を精査したところ、マンションを保有しながら(マンションのローンを返済しながら、新しい住宅のローンを組む)、というのは、無理だと考えた。ローンの仮審査と同時に、売却して今の住宅ローンの残債をゼロにすることが最低限でも必要。

売却の方法として3つあります・・・

1.不動産業者が直接買い取る方法。

・すぐに売れるが、こちらの売りたい希望価格より、だいぶ下がる。

2.不動産業者が仲介となって一般向けに売る方法。

・高く売れることが見込まれるが、いつまで経っても売れない可能性も大。

3.不動産会社が仲介となって一般向けに売るが、ある時期を過ぎても売れない場合は予め決めている価格で不動産会社が買い取る方法(=買取保証)。

売却の条件は、ただひとつ

・私たちの条件は、ただ一つ。一番高く売りたい!買取保証になった時に、一番高い値段を設定してくれる業者!それは、結局、マンションと同グループの不動産。営業マンもとても言い方で、最後まで気持ちよく引き渡しすることができた。

売却までのスケジュール

2021年9月中旬不動産業者①が、自宅に査定に来る。
2021年9月下旬不動産業者③が、自宅に査定に来る。
2021年10月初旬不動産業者②が、自宅に査定に来る。
2021年10月中旬不動産業者③に決め、「代理人選任届書」の捺印。
2021年10月下旬「選任媒介契約書」を交わす。
住宅ローンの仮審査に必要な「買取保証の覚書」を交わす。
2021年11月初旬売却のWeb掲載スタート!
2021年12月下旬不動産業者③の営業マンより、状況報告
価格変更の提案。
2022年1月上旬媒介契約申込書(価格変更)を取り交わす。
値下げした価格でWeb掲載スタート!
2022年1月下旬一般の購入希望者より購入意思があり、
不動産売買契約書を取り交わす。
2022年3月下旬引き渡し実行(売りたいマンションのローンの完済)
2022年4月中旬マンション登記変更完了。